「県民ぐるみの防災訓練に災害支援ナースが参加」

2019年9月1日、豊橋総合スポーツ公園にて、南海トラフ地震を想定した県民ぐるみの防災訓練が実施されました。参加したのは、愛知県、豊橋市、自衛隊、民間団体等88団体。残暑の厳しい中、総勢3,000名が会場に集結し訓練に挑みました
南海トラフを想定し、災害支援ナースら30名が集結
愛知県看護協会は、東三河地域の災害支援ナース24名、災害看護委員6名の計30名で、急性期の医療救護活動、慢性期の医療救護活動、被災地での健康教育活動に分かれて訓練に参加しました。
慢性期の活動
2019年5月1日に愛知県医師会、愛知県歯科医師会、愛知県薬剤師会、愛知看護協会で、医療救護活動に係る協定書を交わしていた4師会。今回の訓練では、医師会の呼びかけで各師会からJMAT班1チームを編成。医師会からは、医師1名と事務員1名、薬剤師会からは、薬剤師1名、看護協会からは、災害支援ナース2名の合計5名で、避難所の巡回診療を行いました。
急性期の医療救護活動
一次トリアージを受けた軽症患者に対して、二次トリアージ及び、医師からの指示を受けての処置を迅速に実施しました。
慢性期の被災地支援
豊橋市保健所と連携し、保健師と災害支援ナースが、被災者の健康をチェック。また、車中泊の被災者に対してエコノミークラス症候群を予防するなどの活動を行いました。啓発テントでは、避難所での健康管理面の注意点を伝えるほか、県民の皆様に災害支援ナースの役割を積極的に紹介しました。
これまでの訓練は急性期の活動が中心でしたが、今年度は、慢性期の救護活動を展開する機会となりました。参加した災害支援ナースからは、「災害時の動きをイメージすることができる上、他のチームとの連携の機会となり、今後も参加したい」との意見がありました。
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