2019/09/27

秋の夜長はシャンソンで。いいものよ。

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日本で愛されたシャンソン

はい。みんな、お元気? 私はね、秋になると条件反射のようにシャンソンを聴くの。え?「シャンソンって何?」ですって !!! シャンソンというのはね、フランスの歌曲のことを言うのよ。日本人はとくに好きね。

日本ではシャンソンのイメージがあって、戦前から1960年代初め頃までの歌を指すカンジかな。歌手で言えば、エディット・ピアフ、ジュリエット・グレコ、イヴ・モンタン、ジルベール・ベコー、シャルル・アズナヴールのような歌手かしら。宝塚歌劇のテーマソングとも言える「すみれの花咲く頃」は、シャンソンの「白いリラの花咲く頃」の日本語版ね。越路吹雪(故人)と言う元宝塚スターは、ずっと日本語のシャンソンを歌っていたのよ。そのほとんどを岩谷時子(作詞家・故人)が原曲のフランス語歌詞を意訳して日本語にしたの。日本語によるシャンソンを定着させた功績は大きいと思うわ。歌謡曲のヒットメーカー、なかにし礼も歌謡曲の歌詞を書く前はシャンソンの日本語歌詞を書いていたの。その数約1000曲というからハンパじゃないわね。日本のシャンソン歌手には、岸洋子(故人)、中原美紗緒(故人)、金子由香利などが有名よ。私の中では美輪明宏とか加藤登紀子もシャンソン歌手のイメージが強いわ。もちろん現在も活躍している日本人シャンソン歌手は大勢いるわよ。

昔を懐かしむフランス人は日本へ

フランスでは考えられないことよ。この時代を懐かしむフランス人は多いのだけれど、フランスではそれを聴かせてくれるお店もなければ、コンサートもないの。だから好きな方は日本へ来るそうよ。そんなことを数年前テレビで美輪明宏さんが語っていたわ。なぜ日本でシャンソンが愛されたのでしょう。私が思うには、日常のありふれた出来事や風景を、きめ細やかに歌にしたのね。そんなところが繊細を愛する日本人に受けたのではないかしら。だからね、1960年代には、ジュリエット・グレコやイベット・ジローなど本場のシャンソン歌手が毎年のように来日してコンサートを行ったのよ。

明確にフレンチ・ポップスと区分け

シャンソンの伴奏は、アコーディオン、ギター、ピアノなどいたってシンプルなの。それは歌詞をよく聴いてほしいからなのね。その形式が崩れたのは、ジョニー・アリディやシルヴィ・ヴァルタンなど新しい世代の登場からよ。彼らのことをシャンソン歌手とは言わないもの。彼らはフレンチ・ポップスというカテゴリーで語られるのね。それはたぶんアメリカン・ポップスに影響を受けた歌手と従来のフランスの歌手とをイメージ的に区別していたのだと思うわ。だから、サウンドも米英のロック、ポップスに近い音作りが行われるようになったわけ。実際に、当時のレコード屋さんへ行くと、シャンソンとフレンチ・ポップスのコーナーがあったものよ。懐かしいわね。

おすすめシャンソンをどうぞ

「食わず嫌い」はダメよ。私がシャンソンと言えば「これ」という歌曲を選びました。きっとどこかで聴いたことがある歌ばかりよ。今はYouTubeをはじめネットで簡単に聴けるでしょ。どれでもいいから一曲選んで聴いてみて。す~っと心に染み入ってくるわ。またフランス語の響きがいいのよ。じゃね。

パリの空の下 エディット・ピアフ
バラ色の人生 エディット・ピアフ
愛の讃歌 エディット・ピアフ
群衆 エディット・ピアフ
ラ・メール ジルベール・ベコー
枯葉 ジュリエット・グレコ、イヴ・モンタン
サンジャンの私の恋人 リュシエンヌ・ドリール
さくらんぼの実る頃 ジュリエット・グレコ、イヴ・モンタン
雪が降る アダモ
パリのお嬢さん ジャクリーヌ・フランソワ
河は呼んでる 中原美紗緒
リラの花咲く頃 高英男

画像提供:PIXTA

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