2019/07/04

雨の日は、癒しの日。

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いよいよ雨の季節ですね。看護師の皆さん、雨の日は苦手ですか、それとも苦にならない方ですか。雨が降ると、なんとなく憂鬱になる、という人も多いかもしれません。そこで、雨降りが心に与える影響について、ちょっと調べてみました。

雨が降ると、気分が落ち込むのは…?

朝起きて雨が降っていると、出かけるのが億劫になり、テンションも下がりますね。その気分の落ち込みは、どんよりした雨の雰囲気のせいばかりではなく、科学的根拠があります。
雨が降ると気圧が下がり、その変化が体調に影響を与えることが分かっています。たとえば、低気圧から体の血管や神経が圧迫され、偏頭痛や関節痛を引き起こしたり、自律神経(交感神経と副交感神経)の乱れが倦怠感を招いたりします。ちなみに、このように天気の変化で起こる不調のことを「気象病」といいます。そして、こうした体調不良が、少なからず気持ちを落ち込ませる原因になるようです。

日光の不足で、さらに憂鬱に…。

雨が降ると、朝日が差し込まないことも、気分の落ち込みの原因といえそうです。明るい朝の日差しは、視神経から脳に伝わって、眠りを誘う「メラトニン」の分泌を抑え、脳を活動状態に導きます。それと同時に、朝の光は体を目覚めさせる「セロトニン」の分泌を促し、体を活動モードに誘います。このセロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、精神を安定させる力もあります。
雨の日はこうした朝日の恩恵を得ることができず、気分が上がりにくくなるようです。

雨の音には、リラックスの効果が…。

しかし、雨の日は悪いことばかりではありません。その一つが、しとしとと地面を叩く雨の音です。雨の音には、規則性はないものの一定のリズムを刻む「1/fゆらぎ」が含まれています。1/fゆらぎとは、自然界に存在する音のゆらぎのことで、心臓の鼓動などの生体リズムと呼応することから、心地よく感じられます。たとえば、小川のせせらぎ、小鳥のさえずりなどを聞くと安心するのと同じように、雨の音も私たちの心に優しく働きかけてくるのです。
また、雨の音には、人の耳では聴こえない高周波が含まれています。その高周波音を聞くと、脳からα波が出て、脳がリラックス状態に導かれます。

雨の景色に、癒される。

雨に濡れた景色の美しさもまた、雨の日ならではのお楽しみです。
梅雨の季節は木々の緑が深まりますが、雨に濡れるとさらに色が濃くなり、みずみずしい輝きを放ちます。この色を、日本の伝統色では「濡葉色(ぬれはいろ)」 といい、古来人々に愛されてきました。また、電車や車のガラス越しに外を眺めると、風景が雨でにじんで見えるのも一興です。雨の日は傘を差して歩かなくてならず、うっとうしいものですが、雨の景色を楽しむようにすれば、心が癒されるのではないでしょうか。


 

いかがでしたか。雨の日に気分が落ち込むという方も、雨の音に耳を澄ませたり、雨の景色を眺めたりして、気分をスイッチ。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。

画像提供:PIXTA

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