2019/04/08

【Report】病院・地域をつなぐ看護職/オリジナル体操で地域を元気に

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愛知県看護協会より、県内で活躍する保健師・看護師の活動をご紹介します。テーマは「病院・地域をつなぐ」。第二回目は、保健センターで地域住民と体操普及の取り組みを行う、保健師からのレポートです。

コミュニティで人と人をつなぐ~「スマイル☆百歳体操」地域で元気に暮しましょう~

名古屋市南区は人口約137,000人、市内で最も高齢化率(29.4%)が高く生活保護率も第1位で、半数が高齢者世帯です。近年、介護保険法の改正により「地域サロン等支援事業(地域住民の通いの場に保健師などの専門職がアウトリーチし、支援を行うもの)」が始まりました。しかし、地域の方々からは「どこで集まりが開かれているのかわからない」「閉じこもっている人はなかなか出てこない」といった声が聞かれました。

ある調査結果では、「社会との多様なつながりがある人は、認知症のリスクが半減する」「運動は一人より仲間と週1回以上すると要介護状態になりにくい」といわれ、地域でつながる事の大切さが明らかになっています。

南保健センターでは、平成27年度南区オリジナル体操を住民と作成し、地域住民と体操普及の取り組みを始めました。体操普及員は「レッツ☆スマイル隊」として揃いの赤いTシャツを着てさまざまな場で普及活動を行ってきました。平成29年度からは、筋力アップのために手足に重りをつけて行う「スマイル☆百歳体操」も取り入れています。体操の効果を映像で示し、まずは3カ月間、保健師が週1回の講座を行った後、自主運営を試みました。平成30年12月末現在、区内7カ所のグループが立ち上がり、レッツ☆スマイル隊は60名に増加。延べ2,576名が参加しました。

地域住民が主体となって運営することで口コミによる参加者が増加し、単身高齢者や高齢者世帯の見守りにもつながっています。これらの活動を通して地域の一人ひとりがつながることの効果を感じることができたらいいなぁと考えています。

病院から在宅復帰される方々にもこの活動を知っていただき、地域で生活するための体力維持やコミュニティづくりにつなげていきましょう。

(名古屋市南保健センター 保健師 伊藤和子)

住民が住み慣れた地域で自立した暮らしを継続するために、保健師は住民主体となる活動を推進し、体力の維持・向上及び地域の自助・共助・公助を支え、社会的孤立の防止をしています。

 

画像提供:PIXTA

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