2019/03/28

【Archive】医療ビジネスというおとぎの国の話。

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昔々、あるおとぎの国(日本)の洋服屋さん(病院)のお話

この国では、これまで和装が中心で洋服(医療)は十分に行き渡っていませんでした。王様は、国民のため洋服をプレゼントすることにしました。ただ、洋服を作る職人(医師)の数が少なく、職人たちは自分の作りたい服(治療)を自由に作り、かかったコストに一定の利益を乗せて王様に請求しました。

国民は大喜び ! たとえ身体に合わずだぼだぼでも洋服がタダで貰えるから、腕に関係なく洋服屋には長蛇の列。作った分だけ売れて職人たちは大儲け。困ったのは王様です。お財布の中身はみるみる減っていき、空っぽになるのは目の前です。

それでも王様は国民に洋服を配りたい。そこに召使(厚生労働省)があらわれて、知恵を王様に授けました。まず、洋服屋の開業を許可制にすること、国民にも少しお金を負担してもらうこと。次に、職人が好きに作っていた洋服を、型紙(ICDコード)を作って既製品(DPC)に限定。少しお財布の減り方が少なくなったが、まだ減り続けています。

さらに智慧ものの召使(社会保障国民会議)が王様にアドバイス。『王様、洋服(救命・治癒)は大体行き渡りました。でも配った服が傷んできたので、これからは仕立て直し(QOL)を中心にしましょう』と。

王様はこの案を採用。機転の利くお店は、お針子(看護師)を大量に雇用、リフォーム中心(回復期・在宅医療)の店に切り替え長蛇の列。職人たちの反発で新しい服(急性期)を作ることにこだわり続けた洋服屋は閑古鳥。よほど腕のいい職人さん以外は職を失いました。

でも、王様のお財布の中身は持ちこたえ、国民みんなが洋服を着つづけることができました。めでたしめでたし。

画像提供:PIXTA

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記事投稿者プロフィール
  • NPO法人看護の広場の事務局長を努めています。看護職のみなさんがつながり、これからの超高齢化社会のキーパーソンとして活躍される一助ができればと思い努めていき...

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  • 職人たちの反発で新しい服(急性期)を作ることにこだわり続けた洋服屋は閑古鳥。
    このことで、地域医療自体がおかしくならなければいいのに。という杞憂が、杞憂のままであってくれればと願っている日々です。

    • 2019年度予算、社会保障費は高齢化に伴い34兆円・・。
      高齢化のせいにしていないでしょうか?
      まだまだ、健康維持を医療にお任せしている風潮を、健康は自分で守るといった意識に変換できないでしょうか?
      予防のためには生活改善が重要です。
      看護師の出番だと思います。

    • 多くの急性期病院の意識改革が遅れているように思います。これからの地域社会にとって最大の医療リソースを保有するこれら急性期病院のあり方が鍵を握っていると思います。

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