2019/02/22

怒りの感情はコントロールできる。

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たくさんの人に接する看護職は、それだけイラッとしたり、ムカッとする機会も多いですね。今回は、「天使だって、怒ります」の続編です。引き続き、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会・代表理事、安藤俊介氏監修・執筆『ナースのイラッ!ムカッ!ブチッ!の解消法59例』を参考・引用しながら、怒りについて考えていきたいと思います。

あなたの「怒り」はどのタイプ?

アンガーマネジメントでは、怒りのタイプとして4種類をあげています。さて、まずは自分の「怒り」のタイプを知っておきましょう。

怒る頻度が高い

「最近、しょっちゅう怒ってるな」という人はいませんか。ストレスがたまっていそうですね。

怒る強度が強い

一度怒ると、かなり強く怒らないと気が済まない人。きっと怒った後の自己嫌悪も強いに違いありません。

怒りが持続する

昔のことも思い出され、ネチネチと怒ってしまう。いつまでもクヨクヨと忘れられない。これも辛いですね。

攻撃性を持つ

怒りのあまり、他人や自分を攻撃してしまう人。こうなると大きな問題です。

怒りの感情を鎮めるテクニック。

では、どうすれば、カーッと血がのぼった頭を瞬時に冷やすことができるのでしょうか。本書の〈アンガーマネジメントテクニック30〉の中から、すぐに役立ちそうな方法を紹介します。

テクニック①
心の中で「止まれ!(ストップ)」と唱える。

たとえば、医師から横柄な態度で注意されたとき、患者さんから文句ばかり言われたとき…。強い怒りを覚えたら、「止まれ!」と自分に言い聞かせるようにします。このとき、一瞬、目を閉じて、白紙や空白のイメージを思い浮かべると効果的です。頭を空っぽにして、怒りの流れを止めましょう。

テクニック②
好きな言葉を心の中で唱える。

「止まれ!」と言う代わりに、あらかじめ好きな言葉を準備しておいて、心の中で唱えるのも有効です。たとえば、「怒っても何の得もない」「なるようになる」「大丈夫、大丈夫」など…。また、言葉の代わりに、「手をグーパーする」「首を回す」などの動作やサインを決めておいてもいいでしょう。

テクニック③
ムカッときたら、数を数える。

患者から嫌みを言われて腹が立った。上司の小言が多くてムカッとした。そんなときは、数を数えて、意識を怒りの対象からそらしてみましょう。1から順番に数えていくのは簡単なので、大きな数から小さな数へカウントします。たとえば「100、97、94、91…」と、100から3つずつ引いていくような数え方がおすすめです。

テクニック④
深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。

同僚から仕事を押し付けられ、腹は立ったが、人間関係は壊したくない。そんなときにおすすめなのは、呼吸リラクゼーション。鼻から大きく息を吸い、2秒ほど息を止めます。そして、ゆっくりと口から細く長く息を吐きます。怒ると呼吸は浅く早くなりますが、これを2〜3回繰り返すと、気持ちが落ち着いてきます。

一日の終わりに、心のリセットを。

ここまで、怒りの瞬間に感情をコントロールする方法を紹介しましたが、一日の終わりに溜まった怒りやストレスをリセットすると、心の負担が軽くなります。たとえば、寝る前に目を閉じて、かつて自分が経験した成功体験(受験の合格など)を細かく思い出し、その最高の気分から良いイメージを得ます。あるいは、自分がリラックスできるシーンを思い浮かべるのもいいでしょう。新緑の小径を散策する、春の日だまりにつつまれるなど、心地いい場面を思い浮かべると、感情をリセットできます。


さて、次回はいよいよ最終回。上手な怒りの表現方法についてご紹介します。

■参考資料
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
代表理事安藤俊介氏監修・執筆
ファシリテーター24名で執筆
『ナースのイラッ!ムカッ!ブチッ!の解消法59例』
発行所:日総研出版

画像提供:PIXTA

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  • 私は怒りが持続するタイプでした。別の仕事もらあるのにいつまでもくよくよしていたと思います。まわりのスタッフには怒る頻度が高い人もいました。こうなるとギスギスして、チームワークも乱れてしまいますね。テクニックを覚えて今後に生かしたいと思います。

  • 自分は怒る強度が強いタイプかなと思います。特に患者さんにカッとなってまったときは、感情のコントロールは本当に難しく感じていました。
    まず目を閉じてみる、白紙を思い浮かべるというのはいつでもどこでも実践できそうです!

  • なかなかお湯が出ないと思っていたら、急に熱湯が出てしまうような、壊れた瞬間湯沸かし器タイプです(最近あまりみない)。
    看護職の方は、さまざまなタイプ・年齢・背景をかかえる患者さんと接し、かつチームワークも必要。毎日直面する課題ですよね。私は何年か前、子育てに活かしたくて、アンガーマネジメントの講習を受講しました。私の心の中の決めゼリフは「そ〜きたか〜!」。これで多少は時間がかせげています。

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Platz Nurse 編集局

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