2018/12/12

食べてすぐ歯を磨く

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気になる口臭エチケットについて考えるシリーズ。今回は、『日本人は、口が臭いってホント?』『口臭予防には、たっぷりの唾液。』の続編、いよいよ最終回です。これまでと同様、内科医・認定産業医の桐村里紗先生の著書『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(光文社新書)から、興味深いお話をご紹介します。

食後の歯磨き習慣は間違いだった!?

皆さんは、いつ歯磨きをしていますか。子どもの頃、「毎食後、磨きましょう」と教えられて、今も実践している、という人もいるのではないでしょうか。しかし、以前は良いとされていた「食べてすぐ歯を磨く習慣」は、実は歯垢(プラーク)をコントロールする上で逆効果だと、桐村先生は指摘します。

食後すぐのお口の中は、食べ物と唾液の流れで細菌がもっとも少ない状態。このときに歯磨きすると、せっかくの唾液を洗い流してしまい、唾液の殺菌力などを活かせなくなってしまいます。また、食後は、食べ物の影響でお口の中が酸性に傾いています。そのときに歯磨き粉をつけて磨くと、歯のエナメル質を削り、粘膜を傷めてしまう可能性があるのです。

大切なのは、歯磨きのタイミング。

では、いったい、いつ歯磨きすればいいのでしょう。プラークの原因となる細菌がもっとも増える時間帯は、唾液が減少する睡眠中から朝の起き抜けの間。ここで細菌を増やさないようにするためには、就寝前と起床時の2回、歯を磨くのがもっとも効果的だそうです。

それでも食後、何もしないのは気持ち悪い、という場合は、歯間ケアや口のすすぎ、そして唾液分泌運動をするといいでしょう。

食後にぜひ行いたい、唾液分泌運動。

桐村先生おすすめの唾液分泌運動は、舌のクルクルマッサージ。口を閉じて、舌を歯茎の外側に入れ、上の右奥→前→左奥、下の左奥→前→右奥の順番に、円を描くように舌を回していきます。これを3〜5回転、反対回りも3〜5回転すると、唾液の分泌が促されます。

そういえば、このマッサージ、「むくみ顔を引き締め、ほうれい線を解消するエクササイズ」としても、よく紹介されている方法ですよね。美容と歯の健康のために、ぜひ取り入れたいものです。

歯磨きではなく、「歯を洗う」という新習慣。

唾液分泌運動と並んで、効果的なのが、口腔水流洗浄器の活用。高圧洗浄のように、水流で歯間や歯周ポケット内を洗い出し、適度な水圧で歯肉をマッサージするものです。一度使うと、あまりの気持ちよさに病みつきになる、という人が多いとか。

そこで筆者も、好奇心を抑えきれず、商品を購入してしまいました。選んだのは、パナソニックのジェットウォッシャー「ドルツ」ハンディタイプ(写真参照)。下のタンクに水を入れて、スイッチを入れると、上のノズルからジェット水流が出る仕組みです。ネットで商品のレビューを見ると、「歯間からドブのような、ものすごく臭い水が出てきた」「食べカスがいっぱい出てきてびっくり」「歯茎が出血する」など、けっこう激しい意見が多かったのですが、どれも納得、その通りでした。歯磨きの後に、口腔水流洗浄器を使うと、本当にすっきり快適。歯がキュキュッと鳴る気持ちよさ、もう手放せません。「これ、いいよ」と、家族にもすすめているところです。


◎歯磨きと歯を洗うお話、いかがでしたか。本書にはこのほか、足や頭などさまざまな体臭コントロールの話が盛りだくさんに載っています。興味のある方はぜひ、ご一読を〜♪

●参考資料
『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』光文社新書
著者:内科医・認定産業医 桐村里紗
発行:株式会社光文社

画像提供:PIXTA

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