2018/12/21

「訪問看護サミット2018」参加レポート

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テーマは「ともに支えあう地域づくりへのチャレンジ」

平成30年11月11日に、東京のベルサール新宿グランドホールで、日本訪問看護財団主催の『訪問看護サミット2018』が開催されました。テーマは「ともに支えあう地域づくりへのチャレンジ」。当日は、700名を超える参加者が集い、特別講演やシンポジウムでは先駆的なご当地看護の実践が発表されました。

当日の様子をレポートします。

特別講演1/日々の看護実践から、新たな絆づくりへ

講師:秋山 正子 氏
(株式会社ケアーズ 代表取締役・白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション統括所長・マギーズ東京センター長)

姉の在宅みとりをきっかけに訪問看護始めた秋山氏は、自身で会社を設立。その後、暮らしの保健室、ミモザの家、マギーズ東京とどんどん事業を拡大していきます。その原動力になっているのが、行政を始め、他職種や地域住民への積極的な関わりと情報発信。それにより、地域の力を最大限に引き出すことができています。欲張らすに、絶望せずに、地道にものを言っていくことを大切にし、活動を推進していました。

特別講演2/世界のプライマリケアと日本の訪問看護

講師:喜多 悦子 氏(公益財団法人笹川記念保健協力財団 会長)

医師として世界の発展途上国でプライマリケアに関わってきた喜多氏。『プライマリケア』と『プライマリヘルスケア』の語源の違いについて、事例を通して熱く語っていたのが印象に残りました。これらは、よく似た言葉で、しばしば混同されていますが、実はかなり違うとのこと。医師や看護師のように専門的知識と技術で継続的に治療ケアに関わることを『プライマリケア』。そして、自らの判断と自主努力の精神に基づき提供されるケアを『プライマリヘルスケア』と定義。発展途上国の看護師は、生きるために必要に迫られ、背伸びしてでもやるべきことをやらねばならない。一方で、日本の看護師はできる能力があるのに、看護の力を活用していないと表現していました。

シンポジウム/ともに支え合う地域づくりへのチャレンジ

〇地域のみんなのよりどころ
榊原千秋 氏(NPO法人いのちにやさしいまちづくりおぽぽぽねっと 理事長)

〇誰もが社会参画を~障害福祉サービスにおける相談視線専門員として~
西村幸 氏(日本訪問看護財団在宅ケアセンターひなたぼっこ 松山相談支援センター 管理者)

〇看護の価値を見える化し、地域に新たな価値をデザインしていく挑戦
藤野泰平 氏(株式会社デザインケア 代表取締役)

シンポジウムは、訪問看護領域で先駆的に活躍している講師が次々に登壇。その看護実践を聞くことで、とても刺激を受けました。サミットに参加した管理者にとっては、日頃の実践を振り返り、明日からのケアに役立てることができる有意義な機会となったのではないでしょうか。自信を持って夢を語る講師に共通しているのは、『明るく前向き』であるということ。苦労や困難があっても、「何とかなる」という精神であきらめずに挑戦し続ける姿勢。そして、「看護が好き」という熱意と情熱を感じました。


2019年に開催される当サミットは、日本看護協会と共同企画で、平成31年12月6日に開催されます。

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