「生き方」が美しいシルヴィ・バルタン

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秋の夜長に聴きたい歌手は・・・

はい。みんな、お元気? ようやくいい季節になってきたわね。秋の夜長はシルヴィ・バルタンか、シャンソンでも聴きたくなるわ。ええ!「誰、それ?」かあ。歳を感じるわねえ。シルヴィ・バルタンは、おフランスを代表する大歌手で、いま74歳。ヨーロッパ、アメリカでとっても人気が高いのよ。欧米の大劇場やホテルのショーなど、ブランクなしに走り続けているエンタイテイナーよ。

『イェイェ娘』と呼ばれ人気沸騰

1964年『アイドルを探せ』という映画が公開されたの。シルヴィはその映画の中で歌手としてほんのちょっと出演し、同名の曲を歌っているんだけれど、これが世界中で大ヒットしたのよ。日本でもラジオの洋楽番組で軒並み第1位。続いて『私を愛して』なんかもヒットして、たちまち人気アイドルに。ただ今どきのアイドルと違って、可愛いタイプじゃないのよね。まだ十代だったけど、キレイで、お洒落で、大人の歌手ってカンジだったわ。おフランスの香りがしたわねえ。そして来日したら、コンサートだけでなく日本語のシングル盤をリリースしたり、大手アパレルメーカーのCMに出たりと大忙し。このCMで歌った『イェイェ』も大評判になり、「レコードはないか」という問い合わせが殺到したくらい。彼女のことを『イェイェ娘』なんて呼んでいたこともあったわ。

二度の交通事故に遭遇

英米のロック音楽が世界を席巻していた1960年代後半でも、シルヴィは負けていなかったわ。シルヴィはヨーロッパ女性歌手の代表ってカンジね。カッコよかったわ。ところが1968年4月、彼女が23歳のとき、暴走車に追突され、助手席にいたシルヴィの親友が死亡、彼女自身も左腕を骨折する大けがを負ったの。暴走車は無免許運転の若者だったらしいわ。これだけでもショックなのに、その2年後の1970年11月、当時、夫だったジョニー・アリデイ(フランスの国民的大歌手)が運転する車が凍結した道路にハンドルをとられ、横転。シルヴィはフロントガラスに顔面を強打し深い傷を負ってしまったの。私、「ああ、シルヴィはもう終わりだ」と思ったわ。でも、この方は違った。彼女は本当にすごいの。

苦難を乗り越えカムバック

彼女はニューヨークへ行き、アメリカの進んだ美容整形手術を受けたの。厳しいリハビリを続け、ボイストレーニングも並行して行い、数年後には見事にカムバックしたの。これには世界中が驚いたわ。そしてパリの有名な劇場で長期公演を行ったり、アメリカ・ラスベガスの大きなホテルでショーを開いたりと、エンターテイナーとして大成功を収めたのよ。その後も今日に至るまでアメリカ、ヨーロッパの各都市で公演を行い、多くのファンを魅了しているの。この方を見ていると、起きてしまったことを誰の所為にもせず、自分の中に受け入れ、そして目標を立てて次に向かう。そんな強く、美しい姿勢を感じるの。人生何が起こるか分からないわ。だからこそ、シルヴィの生き方を覚えておいてほしいの。いつか参考になるから。じゃ、またね。

「ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン」シルヴィ・バルタン

画像提供:PIXTA

ミミおばさん♪

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日本や欧米のポップカルチャー、スポーツなどを題材にして、みんなの仕事の励みや暮らしの潤いになるようなお話をします。

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