病院における経営陣を考える。

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鍵は地域住民のNEEDSへの理解と対応力。

今、地域医療は転換点に立っています。医療を産業ととらえた場合、その発展は顧客である国民のNEEDSに左右されます。国民の地域医療に対するNEEDSが、超高齢社会の到来によってこれまでの<治癒>から<QOL>に変化するならば、当然、産業としての地域医療も、<QOL>を維持、高める方向にそのリソース(労働力や資本)を集中させなければ生き残れなくなります。

地域医療構想、地域包括ケアシステム、地域連携推進法人…さまざまな事項への経営判断が病院に求められています。そこではきっと今までの常識やブランドは通用せず、すごく発展する病院と、静かにその輝かしい歴史に幕を閉じる病院がたくさん出てくるように思います。

今、求められているのは<判断>と<実行>ではないでしょうか。病院の経営陣は大変です。多くの病院にはカルロス・ゴーンや孫正義はいません。

仕事柄、日々、多くの病院を訪れて、さまざまな病院の変革についての話を聞かせてもらっています。その中で二つのことに気づいたような気がします。

一つ目は、やらなければいけないことは分かっていて、できない理由を考えて行動しない病院と、できないことをどうすればできるようになるかを考える病院に分かれてきていることです。

二つ目は、職種によって<変革>への感覚がすごく違うんだなということです。大雑把にいうと訪問看護師>リハビリスタッフ>病棟看護師>医師>事務職といった感じでしょうか。理由は、患者・生活者との距離感の違い?

多くの病院に経営判断が迫られています。外から経営のプロをCEOに招聘する? いえいえ、それは短期的には上手くいっても、いい判断だとは思えません。

鍵は地域住民のNEEDSへの理解と対応力です。

皆さんの病院では経営判断を医師・事務職だけでしていませんか?
経営判断に、看護職は深く関与していますか?

皆さんの病院にカルロス・ゴーンや孫正義が眠っていたりしませんか?

画像提供:PIXTA

黒江 仁

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NPO法人看護の広場の事務局長を努めています。Project-LINKED事務局の一員としても、併せて看護職のみなさんがつながり、高め合い、これからの超高齢...

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